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テクニカル分析

投資手法には大きく分けてテクニカル分析とファンダメンタルズ分析があります。

テクニカルはチャートで過去の値動きを分析してローソク足の形や指標(インディケーター)のサインから次の値動きを予測する手法です。

ファンダメンタルズは各国の経済状態を分析してその通貨の値動きを予測する手法です。

投資手法は人それぞれ違いますが、投資にまったくの初心者がまず何を目安に投資したらいいのかというと、テクニカル分析になると思います。

個人的にはテクニカル分析とファンダメンタルズ分析を併せて使用するべきだと思いますが、初心者がいきなり経済指標の結果を見て、GDPが何%だったから…とか5月の小売高が何%だったから…などの情報を見ても意味がわからないことでしょう。

ファンダメンタルズは為替を始めると世界経済や為替のニュースなどが自然と気になるものなので、そこから徐々に理解を深めていくことになると思います。ですからまずはテクニカル分析から始めてみましょう。

テクニカル分析とは

ではテクニカル分析とはどういうものなのか。

まずチャートを見てみましょう。
どのFX会社でもチャートが提供されていると思いますが、それぞれシステムがまったく違うので、自分に合ったチャートを探してみましょう。

そのFX会社のスプレッドやスワップの条件は合わないけど、チャートが使いやすいのでチャートを見るために口座を開設し、実際の取引は別のFX会社の口座で行うというのが一般的です。

基本となるローソク足のチャートにインディケーターと呼ばれるテクニカル指標を表示させ、買いサインや売りサインを読み取ります。

それぞれの指標は過去何日分までを計算するかなどを自分で設定出来、それによって売買のサインが出るタイミングや回数も違ってきます。

短期に設定すると反応は早くなりますがその分ダマシが増えます。
長期に設定するとダマシは少なくなりますがエントリーポイントも少なくなります、また、反応が遅いのでサインが出た時には既にかなり値が動いてしまった後になる場合もあります。

この数値をどのぐらいに設定するのかはトレーダーによって千差万別ですので、自分なりに信頼感の高い設定を見つけたり、いくつかの指標を組み合わせて判断するなど、自分に合ったテクニカル分析を見つけましょう。

これらの設定や数値に絶対に正しい「正解」はありません。
その時の相場の状況や投資期間などによって常に変わってきます。

テクニカルトレーダーは常に相場に合わせて柔軟に指標の設定を調整して参考にします。

インディケーター

インディケーターには大きく分けてトレンド追随型とオシレーター型の二種類があります。

一般的にトレンド追随型は現在のトレンドの方向と強さを測って順張りに使うもの。
オシレーター型はトレンド転換を測って逆張りに使うものです。

以下に各テクニカル指標の意味と使い方を簡単に解説します。

ローソク足

チャートの基本はこのローソク足です。

ローソク足の形で現在の相場の状態がわかります。

ローソク足は月足、週足、日足、時間足、30分足、15分足、5分足、1分足などを切り替えて使用します。

一般的には長期投資ほど日足や週足などの長い足、短期投資ほど1分足や5分足などの短い足を使います。

日足の場合はローソク一本が一日。
時間足の場合はローソク一本が一時間を表しています。

日足ならその日一日、時間足ならそのローソクはその一時間の「始値、高値、安値、終値」を表しています。

上ヒゲが高値、下ヒゲが安値です。

始値より高値で終えた時に出来るローソク足を陽線、逆に安値で終えた時に出来るのを陰線といいます。
ローソク本体の色で陽線なのか陰線なのかが一目でわかります。

私が使うチャートは陽線の本体色を白、陰線の本体色を青に設定していますが、この色はお使いのチャートで自分が見やすい色に自由に設定出来るはずです。

陽線の場合はローソク本体の下辺が始値、上辺が終値です。
陰線の場合は逆に下辺が終値、上辺が始値になります。

ローソク足の形を見れば、後からチャートを見てもその時相場がどういう動きをしたのかがわかります。

例えばその日のローソク足が長い下ヒゲをつけた陽線で終わっている場合、大きく下落した後に急反発して始値さえ超えて上昇し、その日を終えた事になります。
ということは底を打ってトレンドが転換した可能性が考えられます。

長い上ヒゲが連続して数日続いていたとしたら、そこから上値は何度も押し戻されているということで、強力なレジスタンスがあると考えられます。
となると、反落が考えられるので上抜けるまで買いは手控えようか、などと考えられるわけです。

移動平均線

トレンド系の指標で最もポピュラーな「移動平均線」を表示したところです。

移動平均線とは過去の一定期間の終値の平均値をグラフ化したもので、ローソク足より視覚的にトレンドを察知しやすくするためのものです。

移動平均線は長期と短期の2本を表示し、その2本が交差することで買いサイン、売りサインとします。

短期の線が長期の線を下から上に突き抜ければゴールデンクロスといって買いサイン。
反対に上から下に突き抜ければデッドクロスといって売りサインです。

この画像の場合は赤い線が長期の21日移動平均線、黄色い線が短期の7日移動平均線です。

この期間は自由に設定する事が出来るので、自分の手法に合わせて調整します。

MACD

MACDは「Moving Average Convergence/Divergence Trading Method」の略で、こちらもトレンド系で代表的な指標です。

2つの加重平均移動と呼ばれる数値の差を測るもので、更にその数値を移動平均化したシグナルという指標を用いて売買サインを読み取ります。

移動平均線と同様にシグナルが下から上に突き抜けるのをゴールデンクロスといって買いサイン、上から下に突き抜けるのをデッドクロスといって売りサインとします。

MACDは移動平均線より先行性があるとされており、トレンドの転換をいち早く察知出来るといいます。
しかしその分ダマシが多くなることも考えられるので、他の指標と併せて使うなどの工夫が必要です。

ボリンジャーバンド

ボリンジャーバンドはトレンド系、オシレーター系のどちらとしても使える指標です。

中央の移動平均線と上下2本づつの標準偏差バンドで構成されています。

中央の平均線から数えて上下1本目を±1σ(上を+1σ、下を-1σ)、2本目を±2σと呼びます。

統計学的に、値が移動平均線±1σ内には68.27%、平均線±2σ内には95.45%、平均値±3σ内には99.73の確率で分布し、上下にブレても反発しておおむね±2σの範囲内に収まる法則を利用して使用します。

横ばいのレンジ相場の時には上か下どちらかの2σのバンドに触れた時を買われ過ぎ、売られ過ぎのサインとし、反発を信じて逆張りします。

逆に強いトレンド状態の時にはどちらかの2σに張り付いたように上昇(下降)を続けます、この状態を「バンドウォーク」といいます。
バンドウォーク中は1σや中央の移動平均線まで落ちてきたところを押し目と見てエントリーサインとする、拡がった2σが収束しだした時をトレンドの終わりのサインとして手仕舞いのサインとするなどの使い方があります。

ストキャスティクス

ストキャスティクスも代表的なオシレーター系の一つで、買われ過ぎ売られ過ぎを測る指標です。

過去の高値と安値に対し、当日の現値がどの位置にあるかを数値化したもので、%Kラインと%Dラインという2本の線で構成されています。

一般的にはこの2本の線が30以下にいると売られ過ぎで買いサイン、70以上にいると買われ過ぎで売りサインですが、私はそれぞれ20以下と80以上で売買サインとしています。

ただし、ストキャスティクスは頻繁にサインが出るので決して単独で使ってはいけません。
一般的にはMACDなどの補助として使われます。

MACDなど他の指標でサインが出た際に、参考の一つとしてストキャスティクスのサインも出ているかを確認するといった感じです。

RSI

RSIもオシレーター系の代表格です。
「Relative Strength Index」の略で、日本語でいうと「相対力指数」となります。

その名のとおり売買の度合いを相対的に見て視覚化したもので、ストキャスティクス同様30以下が売られ過ぎで買いサイン、70以上が買われ過ぎで売りサインです。

こちらも私はダマシを少なくするのに20以下、80以上をそれぞれの売買サインとして使用しています。

過去の上昇幅と下降幅から計算されていて、過去何日間から計算するかを自由に設定出来ます。

短期に設定したほうが当然長期よりもサインが出る回数が多くなり、その分ダマシも多くなります。

一般的にRSIもストキャスティクス同様、単独ではなく他の指標と併用して使います。

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