ファンダメンタルズは各国の経済状態を分析してその通貨の値動きを予測する手法です。
経済状態を分析…といっても、それほど難しく考える必要はありません。
無料で為替情報を配信しているサイトがいくつもあるので、それらで経済指標結果やアナリストによるこれからの見通しなどをざっと見ているうちに、自ずと現在の各国の大まかな経済状態が見えてきます。
ファンダメンタルズ分析を使うには
デイトレやスキャルピングなどの短期的なトレードの場合はテクニカル分析がメインになりますが、ポジション保有期間が数ヶ月や数年といった中長期での運用を考えているなら最低限のファンダメンタルズ分析も抑えておきましょう。
特に初心者の場合、わからないからといって完全にファンダメンタルズを無視し、簡単なテクニカルや金利差だけで中長期投資もしようとする方が多いですが、無謀な投資だと言えます。
資源通貨や新興通貨の現在の高い金利だけを見てスワップを兼ねた長期投資で買いポジションを持ってみたが、みるみる含み損が増えて毎日の僅かなスワップで相殺出来るのは何年先になるのやら、というのはありがちなパターンです。
少しファンダメンタルズに目を向けている人が見れば、経済指標結果からその国の経済の鈍化が顕著に見え始め、利下げ政策が始って今後の追加利下げも示唆され、とても買える状況ではなかったりするわけです。
テクニカル分析で中長期でのポジションを取ろうとした時に、ファンダメンタルズに問題は無いか、同じ方向を向いているかを確認しましょう。
ただし、ファンダメンタルズはあくまで“中長期”での見通しを考える一つの指針であり、短期的なトレードに余計なファンダメンタルを持ち込むのはよくありません。
為替相場は各国の景気以外にもテクニカル的な要素をはじめ、様々な要素が働いて変動します。
ある国の経済指標結果が悪いからといって、その国の通貨の値が、明日、来週、遅くても来月には下落しているか?といったら、そんな事は全くわかりません。
もしかすると実際にはその指標結果にもっと悪い数字が出る可能性を市場が織り込んでいたり、別の経済指標が好調だったりなど、何かの理由で明日からの相場は逆に急上昇していくかもしれないのです。
情報配信サイト
株式や為替、世界経済などの情報を配信するサイトはたくさんあります。
なかでも有名どころを紹介します。
FX会社が提供する為替情報
FX会社が顧客のために配信する為替情報は、現役トレーダーやアナリストの為替レポートや最新情報が満載です。
リアルタイムの市況はもちろん、重要な経済指標結果の予定や結果、株式の動き、要人の発言、戦争やテロなどの突発的な事件、テクニカル上のレジスタンス・サポート観測、それらによる実際の為替市場への影響など様々な情報が配信されています。
私もFXCMの口座を開設していると利用出来る「FX Trading Force」。
外為オンラインなどの口座を開設していると利用出来る「FxWave」などをよく利用しています。
それぞれの詳細情報は以下ページで。
FXCMジャパン
外為オンライン
他にもそのFX会社専属のアナリストによる為替市場の見通しを毎日メール配信してくれるサービスなどもあります。
会員向け情報配信が特に充実したFX会社の比較ランキングは以下ページで。
FX情報収集比較
あらゆる情報は参考に留め、投資判断は自分でする
「投資は自己責任で」
投資の基本ですが、どうしても人の予想に流されて投資をしてしまい、後悔する人は多いです。
どんなに凄いアナリストでもチャーティストでも相場の行方を完全に予知出来る人はいません。
どの情報をどこまで参考にするかは人それぞれですが、他人がする予想や見通しをそのまま鵜呑みにしてトレードする事だけは止めましょう、それで失敗した時ほど後悔は大きいです。
アナリストを職業としている人は基本的に自分でポジションを持ちません。
なぜなら自らトレードをするトレーダーの相場予想は「ポジショントーク」といって、どうしても自分が持っているポジションに有利なほうに相場が動いてほしいという願望が混ざってしまうと言われるからです。
特に某巨大掲示板でもまるでゲーム感覚でFXのスレッドが盛り上がっているようですが、まさにポジショントークの宝庫です。
どこの誰かもまったくわからない他人が好き勝手に書き込む予想に乗るなんて、そんなバカバカしい事を誰がするものか、と普通は誰もが思うはずなのですが、負けが続くと正常な判断が出来なくなるようで、あれで損を膨らませる人もけっこういるようです。
今ではたくさんあるFXブログに関しても同じです。
例えば私もたまに覗かせてもらいますが、某カリスマ為替ブロガーの方が今後の見通しを書く人気ブログがあります。
さすがカリスマ視されるだけに投資関連の読み物として面白く、投資手法のアドバイスなどの記事も参考になる事が多いです。
ですが、そのブログに寄せられている読者からの問い合わせを見るとそのブロガーさんの言葉をまるで教祖を崇める信者のように妄信してしまっている読者が多く、危険だと感じます。
事実、妄信しながらも大損しており、その相談のような内容の問い合わせも多いようです。
例えそのブロガーさんの相場予想が大きく外れても悪いわけではありません。
個人的には「○月○日の記事でこの値動きは予見していた」というような記事の書き方には少々疑問が残りますが…(それは極端に言えば占い師や霊能者のショットガンニングと同じようなもので、無意味です。相場は結局上がるか下がるかしかないので「円安方向に動けば○円あたり、円高方向に動けば○円あたりまで…」といくつか可能性を言っていればいつかは必ずその値に到達するのです。)
どんなカリスマトレーダーでも相場の動向を完全に予知することなど不可能なのですから、結局最後の判断は自分でするしかなく、その結果も全て自分の責任になります。
色々な情報はあくまで参考として、自分で考え自分の判断での投資経験を積み、相場観を養いましょう。
もちろん、このブログも同じです。
私がこのブログで書く取引レポートの「今後の相場」は、あくまで私の個人的見解ですので、ひとつの参考にして頂ければと考えるものです。
どんな凄い人のどれだけ自信満々な情報でも、あくまで参考に留めることで、予想と逆行した時も遅れることなく損切りが出来るのです。
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