損切りとは、ポジションを持ったが予想と反対の方向に動いてしまったとき、含み損を抱えた状態のポジションを決済することです。ストップともいいます。
投資の極意は損切りと言われるほど、損切りの仕方は重要で、投資家の永遠のテーマです。
損切りをするには
損切りは小さく、利益は大きく取る「損小利大」が理想的な決済の仕方といえますが、実際やってみるとこれがなかなか難しいです。
なぜなら為替のレートは時間が経てば、かなりの確率で元のレートに戻ってくるからです。
損切りした途端に急反発して元の水準まで戻るような事が続くと、ここで損切りするとまたすぐに元の値に戻るのでは、と考えて損切り出来なくなったりします。
相場はたしかに戻ってくる事も多いのですが、戻らずにそこから遠く離れたところまで逆行することだってもちろん多々あるわけです。
たった一度損切りを怠ったことで、レートが遠くかけ離れたところへいってしまえば多大な含み損を抱える事になります。
FXでレバレッジを利かせていても損切りをせず、利益が乗るまでは放置するというやり方で一時的に大金を稼ぐ人もいますが、そういった手法の末路はみんな同じで、最後には強制決済、それまで稼いだお金を全てを失って退場になります。
損切りの仕方
今持っているポジションに対して、予想と逆行してレートがいくらになったら手仕舞う、という逆指値の注文のことをストップといいます。
逆に相場が予想どおりに動いた場合、いくらになったら利益を確定する、という指値の注文のことをリミットといいます。
損切りの仕方・ストップの入れ方は永遠のテーマで、これが正解というものはないので自分に合ったやり方を見つけるしかないのですが、少なくとも常に相場を見ていられない人は、相場急変時のためにあらかじめストップ注文を入れておくべきだと思います。
参考までに私の場合のストップの入れ方は、数分~数十分で手仕舞う超短期取引(スキャルピング)の場合はストップ注文は入れません。
数十分~数時間で手仕舞うデイトレードの場合も、相場を見ていられる間はストップ注文は入れません。
スキャルでもデイトレでも損切りは基本的に成り行き注文でしています。
ただし、損切りポイントは頭の中であらかじめ決めており、そこに達した時は確実に決済するように心がけています。
損切りポイントを置く場所は時間足での直近安値など、テクニカル的な理由があるところ。
なぜ成り行き注文で損切りするかというと、エントリー後の値動きが思ったより芳しくなく、当初頭の中で決めていた損切りポイントに達する前にポジションを見切る場合も多いからです。(それが結果的に良いか悪いかは置いといて)
実際の損切りする幅は、その時の相場の状況やエントリータイミングにもよりますが、平均するとエントリーから30pips~50pips程度逆行するまでには損切りポイントを置けるようにトレードしています。
数日~数週間のスイングトレードの場合はずっと見れいられないのであらかじめストップを入れますが、私の場合は基本的に50pips程度以上の含み損を抱えたまま日を跨ぐ事は無く、その時点で損切りします。
日を跨いでスイングトレードをする時は、50~100pips程度の含み益が出ている場合はポジションを持ったところと同値に。
大きく利益が出ている場合はある程度の利益を確保しつつ、サポートラインを割り込んだ位置など、テクニカル的な要所にストップを置きます。
数ヶ月~数年間のスワップ狙いの長期投資の場合は、ストップを入れないというのが一般的ですが、そもそも含み損をいくら抱えても損切りをせずにスワップを受け取り続けるという手法を、私はやりません。
サブプライム以来、各国の金利差は縮小してそれまでの円キャリーのトレンドは崩れ去り、投資効率・リスクを考えるとストップ無しのスワップ狙いという手法は当分通じないと私は考えています。
損切りのルールを決める
成り行きで損切りをする場合は、損切りした途端に急反発したりしてストレスが溜まることもあります。
そんなパターンが多い人は、50pipsや100pips下にあらかじめストップ注文を出しておくというマイルールを決めたほうが良いでしょう。
テクニカル的な理由が無いストップポイントはあまり良い損切りの仕方とは言えませんが、ずるずると損切り出来ないよりはずっと良いです。
もちろん毎回ストップにかかってばかりでは勝てません。
例外無く必ず損切りする事を前提に、ストップにかかりづらい位置、エントリーのタイミングを追究していきましょう。
相場の格言で「100回の損切りのうち、99回は結果的には失敗に終わるが、最後の1回が家(財産)を守る」というのがあります。
たった一度損切りをしなかったことで、それまで積み上げた財産の全てを失った人が相場の世界には大勢いるのです。
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