FXには様々な注文方法があります。
常に相場を見ていられない方でも、「いくらになったら買う」というように決めてあらかじめ注文を出しておく事が出来ます。
更に、その注文が約定した後に、そこからいくら利益が乗ったら決済するか、またはいくら損をしたら決済するかというリミット・ストップ注文を同時に出す事も出来ます。
本業があるサラリーマンや主婦の方でも、常にチャート画面にかじりつくことなく取引できます。
FXの注文の種類
種類はいくつかありますが、基本的に指値注文と逆指値注文の組み合わせなので、そう難しくは無いはずです。
それぞれ順に解説しています。
成行注文
一番単純でオーソドックスな注文方法がこの成行注文です。
今現在表示されているレートで取引する注文で、すぐに成立します。
成行注文に限らないのですが、注文の時に気をつけなければならない点が「スリッページ」です。
スリッページは注文したレートと実際に約定したレートに差が生じることです。
相場の値動きが激しい時に起こりやすいのですが、FX会社によってはあらかじめどの程度のスリップまでを許容するかを決められます。
その場合、スリップの許容範囲を超える注文は成立しません。
指値注文
指値注文とは、売買したい価格を指定して出す注文です。
為替市場は24時間値が動いているので、自分が画面を見ている間に都合良く買いたいレートになるとは限りません。
「あと50銭安ければ買うんだけど」とか「あと50銭高ければ売るんだけど」という時に、その値になったら自動的に買いや売りを自動で行ってくれる注文方法を指値注文といいます。
指値注文は約定する前なら、取り消したり値を変更したりすることももちろん可能です。
逆指値注文
指値注文は現在の値より「安くなったところで買い・高くなったところで売り」というように、現在のレートより有利な値で売買するための注文ですが、逆指値注文はその逆で、「高くなったところで売り・安くなったところで買い」を出す注文です。
逆指値注文は主に損切り(ストップロス)をする時にも使われます。
また、レンジがブレイクしたところなど、相場が動き出したところを狙ってトラップのように仕掛けることも出来ます。
IFD注文
IFD注文はイフダン注文と読みます。
IFD注文は1つの注文が成立したら、もう1つの注文が発動するというもので、指値(逆指値)注文を2重で出すような感じです。
具体的な使い方は、1ドル100円になったら買うように指値注文を出し、その注文が成立した後に、例えば1ドル99円まで下がってしまったら損切りするという逆指値注文が発動するというものです。
逆に1ドル101円になったら利益確定する指値注文を発動することも出来ます。
OCO注文
OCO(オーシーオー)注文は二つの指値(逆指値)注文を同時に出し、片方の注文が約定したら片方をキャンセルするという注文方法です。
例えば1ドル100円から110円を往ったり来たりしているレンジ相場で現在105円の時、100円になったら買い、110円になったら売り、というOCO注文を出しておくと、どちらかが成立した時点でもう片方の注文は消えます。
また、既に持っているポジションの決済にもOCO注文は便利です。
1ドル100円で買いポジションを建て、現在102円になったとします。
伸ばせるところまで利益を伸ばしたいですが、せっかく利が乗っているのに急激な円高がきていつの間にかマイナスになってしまうのは勿体無い。
そこでOCO注文で101円に逆指値の決済注文、105円に指値の決済注文を出しておけば、急な円高がきても101円で決済されて1円分の利益は確保、上手く上昇すれば105円で5円分の利益で、どちらにしても利益が取れます。
IFO注文
IFO注文はIFD注文とOCO注文を組み合わせた注文方法です。
IFO注文は3つの注文を同時に出せます。
指値でのエントリーが約定した後に発動する、指値のリミット、逆指値の損切りの全ての値を最初に決めて注文を出すことが出来ます。
例としては、現在1ドル100円だとします。
99円になったら買いという注文を出し、その注文が約定した時に、自動的に98円に下がったら損切り・101円になったらリミット、という2つの注文を発動します。
全ての値を最初に決めることで、余計な感情が入って利益を逃すことなく、最初に決めたとおりのシステマティックなトレードが出来ます。
トレール注文
トレール注文は現在保有しているポジションの利益確定に使われます。
指値での利益確定は、決済後にそのまま更に上昇した場合には勿体無いと感じますよね。
103円で利益確定の指値を入れていて、無事指値注文が発動して利益確定したものの、相場はその後110円まで上昇を続けた、とするとかなり大きく取れた利益を伸ばし切れなかったことになります。
そんな時に便利なのがトレール注文です。
トレール注文はレートが上昇するのに合わせて自動的にストップ注文をも上昇させます。
例として、現在1ドル100円で既に利益が乗った買いポジションを持っているとします。
相場はまだまだ上昇しそうな雰囲気、そこで1円下がったら利益確定するというトレール注文を出します。
トレール注文はレートの高値に合わせて自動的に上昇します。
つまり、100円で1円下がったら利益確定するように出したトレール注文ですが、相場が1円下がることなくそのまま105円に上がったらトレール注文が利益確定の値を104円に自動的にずらしてくれます。
108円まで上がれば107円に、110円まで上がれば109円に、と新高値に合わせて最初に決めた幅で自動的についていってくれる、という便利な決済注文です。
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